394:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:38:14.47 ID:pFf/ISIR0
「お前の悪い癖だ」
「いたっ」
395:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:38:48.34 ID:pFf/ISIR0
「悔いてどうにかなるなら、それでもいいんだけどな」
ゲンコツが落ちたところを軽く押さえる。
396:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:39:48.53 ID:pFf/ISIR0
それなら私は、春香に何をしてあげられるのだろう。
どうすれば春香は、また笑ってくれるのだろう。
397:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:42:23.21 ID:pFf/ISIR0
「俺達にできることなんて何もないよ、千早」
けれどプロデューサーからの返事は、非情なものだった。
398:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:46:45.27 ID:pFf/ISIR0
「できることなんて何もない、だから俺達は"する"しかない」
「"する"?」
399:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:47:38.20 ID:pFf/ISIR0
少し間が開いたのち。
「だから、プロデューサーになってしばらくした時、決めたんだ」
400:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:48:23.90 ID:pFf/ISIR0
私も、強くなれるだろうか。
私も、強くあれるだろうか。
401:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:48:57.75 ID:pFf/ISIR0
「今の千早、いい顔してるぞ」
「そうですか?」
402:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:51:36.70 ID:pFf/ISIR0
ひとりぼっちの部屋で。
ベッドに身体を投げ出し、天井の明かりを見つめる。
403:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:52:04.66 ID:pFf/ISIR0
「でも、そうじゃないの」
今、私がどうしたいのか。
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