399:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:47:38.20 ID:pFf/ISIR0
少し間が開いたのち。
「だから、プロデューサーになってしばらくした時、決めたんだ」
そう、呟いた。
「春香の病は、俺にはどうにもできない」
「ならせめて、あの子が元気になれた時に、良かれと思うことをしようと」
「なんとなくで始めた道を、本気で進もうと思った」
プロデューサーは、ずっと、ずっと。
その遠い未来を信じて、歩んできた。
あやふやな何かを、今も信じている。
あの子の姿を目の当たりにして。
辛く、哀しくても。
身と心を削りながら、それでもあやふやな何かを信じている。
やっぱりとても、強い人。
そう、思った。
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20