千早「賽は、投げられた」
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391:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:31:17.59 ID:pFf/ISIR0

夜風が冷たい帰り道。


「ずっと聞きたかったんだが」

「何を、ですか」

「夢の中での春香は、どんな様子だった?」

「春香の、様子……」


白い息を吐きながら、プロデューサーが訊ねてきた。

目を閉じて、春香との日々を思い出す。


「あの子はいつも、笑っていました」


いつも明るくて、朗らかだった。

冷えて縮こまった私を照らすように。


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