千早「賽は、投げられた」
1- 20
307:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:33:42.13 ID:UnTjGLwD0

春香の告白は、そこでおしまい。

読み返す気力など欠片もなく、私は日記を閉じた。


「こんなに……こんなに、夢に溢れていたのに」


表紙に書かれた、幼い春香の元気な文字が、一層私の胸を締め付ける。

締め付けられた私の心臓が悲鳴を上げる。


「はる、かぁっ……!」


様々な感情を押し殺して吐き出した名前は、でも、決して彼女へは届かない。


彼女はもう、私の前にいないのだから。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice