124:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 21:41:27.17 ID:nKI6vhSl0
「……あら?」
叩かれて足が動いた拍子に、何か硬いものを踏んだ。
足をどけてみると、小さな立方体が一つあった。
「これ……」
それはよく見覚えのある、点の刻まれた立体。
さいころ。
運命を決める、四角い宣告者。
久しぶりに目にしたそれは、まるで忘れ去られた史跡のように長い年月を感じさせた。
ずきん。
胸の奥が、痛む。
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