アナスタシア&一ノ瀬志希「はるのうた」
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88: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/29(木) 23:42:34.22 ID:UdBPP3xP0

 雪で滑った拍子に立派な鼻メガネもずれて、鼻メガネ紳士の素顔が露わになった。
 こうなるとさしものジェントルも形無しだ。弱りきった様子で四つん這いになる。

「ふぇ〜ん……メガネと鼻がどっかいっちゃったよう〜……」
以下略 AAS



89: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 00:20:41.82 ID:uXClwahM0

 あたしのテンションはフラットだった。

 そのはずだった。

以下略 AAS



90: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 00:21:50.29 ID:uXClwahM0

 あたしはどこへ行きたかったんだろう。
 あの子はどこに居たかったんだろう。

 どちらも何も失ってなどいない。全ては冬が来る前の日常に戻るだけだ。
以下略 AAS



91: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 01:07:20.80 ID:uXClwahM0

「あ、いきなりゴメンねびっくりした? じゃ質問変えるねー、鯛焼きの中身ってなに好き?」

 変わってないねぇ。

以下略 AAS



92: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 01:49:51.29 ID:uXClwahM0


「次はえっとね、うえきちゃん好き?」
「相当興味深い題材だよねー」
「サメ好き?」
以下略 AAS



93: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 02:42:11.39 ID:uXClwahM0

「フレちゃん……?」

「だけどね。アタシの大好きな子は、どこかでブレーキかけちゃってるんだー。
 ぐいーんって走ってていきなりブレーキしたら絶対こけちゃうのにね、自転車と同じで」
以下略 AAS



94: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 02:48:34.57 ID:uXClwahM0

 雪の降るバス停に彼女はいた。
 永遠に来ないバスを待っていた。
 もしかしたら、自分が乗ってもいいバスが来るかもしれないと思っていたのだろうか。

以下略 AAS



95: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 02:49:19.92 ID:uXClwahM0
 
 ……ダメだよ。

 それには、障害があるんだよ。

以下略 AAS



96: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 03:11:50.53 ID:uXClwahM0


「覚えてる? うえきちゃんに変なタイミングでお水あげちゃって、すっごい増えたの」

 最近のことだね。会社ごと焼いちゃうとこだった。
以下略 AAS



97: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 03:26:50.61 ID:uXClwahM0

「シキちゃんとアーニャちゃんは似てるよ。似てないけど、似てるんだと思うな」
「そう、かな」
「ウイ♪ あとは、もひとつグイッていけるかな、的な?」

以下略 AAS



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