94: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 02:48:34.57 ID:uXClwahM0
雪の降るバス停に彼女はいた。
永遠に来ないバスを待っていた。
もしかしたら、自分が乗ってもいいバスが来るかもしれないと思っていたのだろうか。
そこにやって来たのが、ダルマのカブとお米のカブだったのだろう。
「アーニャちゃんは多分きっと、色んなものをもっと好きになれるし、なりたいんだと思うな。
それを探しに来たんだよ。だって楽しいことたくさんあるんだもん」
「なのに色々タイヘンで、遠慮しちゃってるんだよ。優しい子だもんねー。
あと一歩っていうところで、みんなのこと考えちゃう」
でも、と前置きして、フレちゃんは顔いっぱいで笑う。
「もっと知りたくなっていいんだよ。もっともっと、好きになっていいんだよ」
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