21: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:00:32.53 ID:i93qXE2v0
22: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:01:17.04 ID:i93qXE2v0
【 】
提督「艦娘……?」
23: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:01:45.74 ID:i93qXE2v0
艦娘を指揮して初めての大規模作戦。
その日、提督は眠れなかった。
体が震える。
その大きな体を縮こまらせて、震えている。
24: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:02:11.95 ID:i93qXE2v0
提督「今まで俺は自分が命を掛ければいいと思っていた! それなのに、俺はこんな安全な場所にいるだけで……戦うのは年端もいかないような女の子で!!」
提督「俺が命令を出せばみんな笑顔で出撃していく! 沈むのは海の向こう、俺の知らないところで戦い、傷つき、その間俺はこの部屋でただ祈ることしかできない!!」
泣きながら、提督は叫んだ。
25: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:02:40.30 ID:i93qXE2v0
叢雲「司令官って、意外と泣き虫なのね」
初めて言われた。
叢雲「そして結構考えが甘っちょろくて、意外と小心者で」
26: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:03:07.13 ID:i93qXE2v0
叢雲「司令官はそこにいるだけで、私たちの心に寄り添ってくれているだけでいいの」
提督「し、しかし!」
叢雲「私たちは一人でなんて戦っていないわ。仲間と、そして心にいる司令官とも一緒に戦っているんだもの」
27: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:03:36.11 ID:i93qXE2v0
叢雲「司令官がそんな調子じゃ艦隊の士気に関わるわ。だから、こっそり私に甘えて、バランスを取るの」
提督「バランス……」
叢雲「そ。そのかわり、皆の前ではみんなを支える絶対に倒れない居場所になってもらうわ。それが、司令官の戦いよ」
28: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:04:07.47 ID:i93qXE2v0
霞「……あら」
満潮「……霞?」
霞「珍しいわね、満潮姉さんがこんな時間まで起きてるなんて」
29: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:04:35.84 ID:i93qXE2v0
30: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:09:35.09 ID:i93qXE2v0
短いですが、これにて完結です。
感想などありましたら絶頂して喜びますのでどうかよろしくお願いいたします。
また前回の作品が自分でも想像していた以上の高評価でめちゃくちゃうれしかったです。本当にありがとうございました。
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