25: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:02:40.30 ID:i93qXE2v0
叢雲「司令官って、意外と泣き虫なのね」
初めて言われた。
叢雲「そして結構考えが甘っちょろくて、意外と小心者で」
初めて言われることだらけの言葉に面食らってしまう。
そして叢雲はゆっくりと提督の下へ近づき、そっと自らの胸へ抱き寄せた。
叢雲「そして、とても優しい人」
初めて――言われた。
叢雲「私たちが出撃できるのは、あなたという大きな人がこの場所で待ってくれているから」
叢雲「あなたが待ってくれているから、私たちはどんな状況でも生きる希望を失わずに戦える」
その言葉は驚くほど素直に、身体の底へと落ちていく。
叢雲「司令官はいつも私たちの帰りを港で待ってくれているわね」
提督「……ああ」
叢雲「あれ、みんな嬉しがっていたわ。口には出さないけど、あなたの顔を見れるとみんな安心するの」
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