未来を置き去りにしてバイトをする
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46:名無しNIPPER[saga]
2018/03/03(土) 01:42:49.31 ID:TiYpGBsM0
用語解説

※2 集積回路と人工知能の性能について

集積回路にはトランジスタがたくさん載っており,その密度が高まるほど,CPUの性能が上がると考えられる
以下略 AAS



47:名無しNIPPER[sage]
2018/03/03(土) 01:45:24.08 ID:TiYpGBsM0
今日は終わりです


48:名無しNIPPER[saga]
2018/03/03(土) 23:37:45.98 ID:TiYpGBsM0
ここがバイト先の会社か.ビルは五階建てで,青い空が映り込んだガラスがビル一面に貼られていた.

ビルの入り口には田中ITコンサルティングと彫られた石碑がある.

地味な名前の割に(全国の田中さんに失礼)立派な構えである.
以下略 AAS



49:名無しNIPPER[saga]
2018/03/03(土) 23:43:57.14 ID:TiYpGBsM0
PAI:ユウマ,2階の窓から見られています.ここで,立っているのはどうも目立ってしまうようです.

ユウマ:え?

PAIの示す方向をじっと目を凝らすと,熊のような図体の黒い影が窓の近くに立っていた.
以下略 AAS



50:名無しNIPPER[saga]
2018/03/03(土) 23:51:27.95 ID:TiYpGBsM0
受付のアンドロイドに来訪した用件を伝えると,簡素な待合室へ通された.

パイプ椅子に座りそこで待つこと数分,ついさっき見た図体の男が現れた.

近くでみると,見上げるほどの背の高さと筋肉の塊のせいで,黒色のスーツがビッチリと肉体に張り付いている.
以下略 AAS



51:名無しNIPPER[saga]
2018/03/03(土) 23:55:45.37 ID:TiYpGBsM0
そして,互いに自己紹介をする.

彼の名前は,男仁(おに)というそうだ.名前の由来はさすがに聞けなかった.

続けて男仁は,こういった.
以下略 AAS



52:名無しNIPPER[saga]
2018/03/03(土) 23:57:59.17 ID:TiYpGBsM0
男仁は笑う.

「それではまず,上半身を裸になっていただけますか.確認したいことがありますので」

「? 今なんとおっしゃいましたか」
以下略 AAS



53:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 00:02:11.46 ID:uF4EMWqq0
「IOTチップもなく,摘出痕もなし.羨ましい限りです」

男仁さんは僕の肩をぱんっと叩いた.

なんということはない,身体検査だった.
以下略 AAS



54:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 00:06:04.61 ID:uF4EMWqq0
男仁さんは苦笑しながら,手をひらひらさせた.

「不快だというだけですよ.良くないことですが,市民が想像している以上に,政府はIOTチップから個人情報を抜き取っていますから」


以下略 AAS



55:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 00:10:24.20 ID:uF4EMWqq0
「さて,百地さんにはこのバイトをする資格があることを確認いたしました.

一日の給料は5万円で,月末にバイトを行った日数分だけ,手渡しいたします.それをご承知いただければ,さっそく仕事の説明に移ろうと思います.

なにか,質問はありますか」
以下略 AAS



56:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 00:13:26.11 ID:uF4EMWqq0
「あの給料を頂く日を,早めていただくことはできますか?実は月内にお金が入用でして」

「どんな用です?」

目線がさっと鋭くなり,PAIの奥にいる僕の瞳を観察する.
以下略 AAS



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