未来を置き去りにしてバイトをする
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53:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 00:02:11.46 ID:uF4EMWqq0
「IOTチップもなく,摘出痕もなし.羨ましい限りです」

男仁さんは僕の肩をぱんっと叩いた.

なんということはない,身体検査だった.

男仁さんが僕の身体をぐるりと見まわしてそれでおしまい.

確かに最初はびびったけれど,彼が変な趣味を持っているというわけではないようだ.

「このバイトって,IOTチップがあるとそんなにだめなのですか?」

僕は真っ先に感じたことを,尋ねる.




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