11: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 00:52:44.41 ID:oMgPCNNI0
「けど、うさぎさんってそんなに危ないでしょうか〜?」
菜帆ちゃんがほんにゃりと疑問を呈します。
確かに、私もそれにはちょっと同意かも。
12: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 00:53:27.13 ID:oMgPCNNI0
道路を挟んだお向かいは単身者用の二階建てアパートで、その外観はリビングの窓から見ることができます。
…………訂正。見えません。
や、屋根から下までうさぎさんに埋め尽くされて、ただただ真っ白な塊なのです!!
13: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 00:54:19.29 ID:oMgPCNNI0
みく「それじゃ番号! いーち!」
芳乃「にー、でしてー」
14: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 00:55:58.11 ID:oMgPCNNI0
―― うさぎだらけの街中
足の踏み場もないっつーか、車なんて一センチも進まないっつーか、交通機関そのものがマヒしている。
15: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 00:57:34.65 ID:oMgPCNNI0
「それで、どっちに行けばいい?」
「え……と、こっちです。多分……」
「そういえばちゃんと聞いてなかったな。発生源がわかるかもってのは、どうして?」
16: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 00:58:30.46 ID:oMgPCNNI0
「あ、カップル……」
「えっオスメスなのこの二匹」
「はい。こんなとこで、何を……?」
17: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 00:59:20.14 ID:oMgPCNNI0
詳しい描写は省く。
元気な赤ちゃんが産まれました。
秒で。
18: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:00:24.43 ID:oMgPCNNI0
というのはともかく、そりゃ増えるわなという事実がわかってしまった。
これじゃ倍々ゲーム、いやそれ以上の馬鹿げたペースで増えるばかりだ。
どうしたら止められるかさえも分からないが、「親」なるものが方法を知っていることを願うしかない。
19: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:01:24.54 ID:oMgPCNNI0
―― どこか
??「ど……どうしよう……」
20: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:07:15.28 ID:oMgPCNNI0
―― アイドル女子寮 リビングルーム
「みんな、戸締りは済んだ!?」
21: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:07:56.68 ID:oMgPCNNI0
「やはりこれは、なんとかせねばなりませぬー」
「おっ、芳乃ちゃんが本気出しちゃう? こう、喝っ! とか、ぶおおー! みたいなので一掃できたり?」
プロデューサーさんが言うには、うさぎさんの一匹一匹は何かあったらポンッと消えちゃうそうな。
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