20: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:07:15.28 ID:oMgPCNNI0
―― アイドル女子寮 リビングルーム
「みんな、戸締りは済んだ!?」
「ばっちりだよ、みくちゃん!」
「暗夜の護符にて編まれし魔結界、容易く破られるものではないわ!」
リビングはもちろん、食堂やおトイレや浴場、私達のお部屋から勝手口から屋上へ続く扉まで。
しっかり鍵までかけて、二階建ての女子寮はこれでぴっちり門扉を閉じたはずです。
「あとはなんとかなるのを待ちましょう〜」
菜帆ちゃんと響子ちゃんがひとまずお茶を淹れてきてくれました。
このままじっとしてれば、中は安全……なはず。
「……ふ、増え続けてる……ね」
「こ、このままだと、表面が埋め尽くされちゃう……な。菌糸みたいに……」
重さで寮がダメになるってことは流石にないと思いますけど、あんまりうさぎさんが積もると大変かも。
雪と同じで、一階部分が埋まっちゃったりとか……。
「ふむー」
これまで黙っていた芳乃ちゃんが、すっと立ち上がりました。
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