21: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:07:56.68 ID:oMgPCNNI0
「やはりこれは、なんとかせねばなりませぬー」
「おっ、芳乃ちゃんが本気出しちゃう? こう、喝っ! とか、ぶおおー! みたいなので一掃できたり?」
プロデューサーさんが言うには、うさぎさんの一匹一匹は何かあったらポンッと消えちゃうそうな。
芳乃ちゃんが法螺貝を持てば、これほど頼もしいことはありませんけど……。
「不可能ではございませぬがー。また更に増え続けるものと思いますので、焼け石に水ではないかとー」
「あらら、そうなんだ……」
「それにうさぎさん達はー、非道の一党ではありませぬゆえー。むやみに敵意を示しましては、義に悖りまするー」
「じゃ、じゃあどうするの?」
「わたくしからー、うさぎさん達にお話をしてみようかとー」
みんなびっくりしました。
芳乃ちゃんは単身で外に出て、うさぎさんの大群を説得しようというのです。
ここにいるのは人と狸と狐で、うさぎさんの言葉は誰にもわかりません。
けど、芳乃ちゃんなら会話できるかもしれないのです。
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