23:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 22:46:54.79 ID:a73Q7okW0
おさな「あーもうおとこなんてしらない」
とも「おとことけんかしたの?」
おさな「うん、あんなやつもうしらない」
24:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 22:55:02.70 ID:a73Q7okW0
おさな「・・・」
とも「い、いや」
そのときの彼女の目はひどく澄んでいた。
25:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 23:09:10.16 ID:a73Q7okW0
幼「ねえ」
友「どうした?」
幼「男のさ、志望校って00大じゃないでしょ」
26:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 23:15:27.83 ID:a73Q7okW0
男side
帰ろうとしたとき、玄関口で幼の母親に呼び止められた。
男「どうしたんですか?」
27:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 23:29:07.78 ID:a73Q7okW0
幼の病気が発覚したのは、中学1年の秋だった。
その頃から、彼女の体の異変は俺の目で見てもわかるものだった。
激しい息切れ、歩き方の異常、体が言うことを聞いていないのは一目瞭然だった。
28:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 23:34:37.51 ID:a73Q7okW0
そのとき、真っ先に、俺のせいだ、と思った。
おとこ「おまえなんて、びょうきになって、ずっとそとにでれなくなっちゃえばいいんだ」
きっかけは憶えていない。
29:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 23:37:59.70 ID:a73Q7okW0
それからの暫くの日々は、ひどいものだった。
酷い自責の念に駆られた俺は眠れなくなって、学校も休みがちになった。
目を閉じると、病院にいるはずの幼が、目の前に出てきて、
30:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 23:44:20.78 ID:a73Q7okW0
転機は、幼の退院だった。
治ったわけではない。
けれど幼の病気は比較的緩やかに進行するもので、その間は自宅で静養するのだそうだ。
31:名無しNIPPER[saga]
2018/01/28(日) 00:18:29.41 ID:/uK4siII0
けれどその日、俺は逃げ出してしまった。
信じたくなかったのかもしれない。
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