25:名無しNIPPER[saga]
2018/01/25(木) 23:09:10.16 ID:a73Q7okW0
幼「ねえ」
友「どうした?」
幼「男のさ、志望校って00大じゃないでしょ」
友「いきなりだね」
幼「ごめんね、なんかダシにしたみたいで」
ああそうだ、俺は結局いつも二番手、ルイージ、ダシ。
友「いいよ、って男の志望校か?00大で合ってるぞ」
これは本当だ。
幼「じゃあ、だったらなんでこんなもの持ってるの?」
幼が手に取ったのは、最難関校向けの数学の参考書だった。
友「べつにおかしくはなくないか?あいつ、昔から数学得意だったし」
幼「でも…」
幼「あいつが部活辞めたのだって、」
友「わたしのせい、ってか?」
幼「うん…」
ああそうだよ、男はお前のために、お前のためだけに部活を辞めて、バカみたいに勉強して医学部目指してるんだよ。
友「なあ、幼」
幼「ん?」
友「男の愛は、重いか?」
幼「それは、」
友「俺はな、俺個人としてはな」
幼「…」
友「男にも、幼にも幸せになってほしい」
でないと、俺がもうやってられない。
あいつらが、幸せでいてくれさえすれば、俺の選択は、間違ってなかったんだと信じることが出来る。
幼「友くん」
友「なんだ」
幼「友くんは…優しいね」
友「んなわけあるか」
幼「でも、男を受け容れたら…受け入れちゃったら…男は…」
友「取り残される、か」
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