59: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:02:59.16 ID:c1/viYU+0
「まほさんもそろそろ限界かしら」
「んん」
不機嫌そうにまほが唸る。否定とも肯定とも付かない、という事はたぶん肯定なんだと思う。
60: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:04:30.03 ID:c1/viYU+0
「千代美、お風呂」
うん。あ。まほ、機嫌が悪かったのって、もしかして。
気が付いたのとほぼ同時。腰をぐいっと引き寄せられた。
61: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:07:51.76 ID:c1/viYU+0
【千代美(中)】
62: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:08:54.41 ID:c1/viYU+0
【千代美(後)】
お風呂から上がり、夕飯を済ませ、寝室にて。少し窓を開けた。火照った体に冷たい夜風が気持ち良い。
ペンとノートを取り出し、机に向かう。夕方にまほが言っていた事が思いのほか面白かったので、そこから着想を貰って形にしてみようと思い立った。
63: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:10:00.32 ID:c1/viYU+0
書こうとしている話自体は頭の中にあるから、要点だけは簡単に書ける。要点だけで始まりから終わりまでを書き出してみると、それだけでちょっとした達成感があった。だけどそれだけ書いても文字の量は一頁にも満たない。
ああ、これがプロットってやつなのかと、遅れて気が付いた。この書き出した要点に味付けをしていけばいいのかな。
64: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:12:16.82 ID:c1/viYU+0
「書き物か」
「えへへ、小説」
どれどれ、と覗き込んできたのを咄嗟に隠した。書いたものを見られるのって、なんだかものすごく恥ずかしい。だってこれは、一字一句、私の内側から出てきた文字だ。
65: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:13:56.03 ID:c1/viYU+0
そして、最後は。
まあ、まだ書いてないんだけどさ。
私はペンを置いた。時間も遅い。
66: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:20:40.89 ID:c1/viYU+0
おまけ
『文車妖妃』はこちら
https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1507566018/
67: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 18:25:23.86 ID:c1/viYU+0
今日の更新ここまで
68:名無しNIPPER[sage]
2018/01/05(金) 19:37:02.09 ID:Fkr7wN4yo
まほチョビいいYoYoyo
69: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/05(金) 20:13:35.34 ID:c1/viYU+0
>>68
ありがとうございますー
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