86: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:31:55.65 ID:S+a4hU780
声はかすれはじめていた。
動きは全然できていなかった。
もう一曲踊る体力なんて、もうすでになくなりはじめていた。
87: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:35:08.62 ID:S+a4hU780
乃々ちゃん。
あなたをプロデュースしているあいだはほんとうに大変なことばかりだった。
自分ひとりでいろいろなことをしなくちゃいけなくなったし、あなたは臆病だったり体力がなかったりで世話がかかったし、しかも大好きな人に振られちゃうし。
88: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:37:10.70 ID:S+a4hU780
緑色のリボンがふわりと舞った。
89: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:39:24.05 ID:S+a4hU780
90: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:41:21.88 ID:S+a4hU780
わかっていました。
プロデューサーさんが私のことを女性として見てくれていないってこと。
あなたはプロデューサーで、佐久間まゆはアイドルだから。
91: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:43:29.76 ID:S+a4hU780
曲が、終わった。
それと同時に、乃々ちゃんが胸に飛び込んできた。
92: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:44:27.02 ID:S+a4hU780
──エピローグ──
93: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:49:23.57 ID:S+a4hU780
🎀
──このまえのライブは素晴らしかったですね
「みなさんが応援してくれたおかげで、とってもいいライブができたと思います。ありがとうございます」
94: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 10:56:15.73 ID:S+a4hU780
🎀
ありがとうございました、とお礼を言って、事務所を出ていく記者さんを見送る。
足音が遠くなっていき聞こえなくなったあと、乃々ちゃんがへなへなとソファーに腰を下ろした。
95: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/31(日) 11:00:34.44 ID:S+a4hU780
「新しい子とまゆたちでユニット、ですか?」
「うん。今度うちに来ることになったその子とお前たちの三人でユニットを組んでもらおうと思ってる」
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