【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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107: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:57:32.38 ID:tCiOWLnR0

ジュリア「あ〜、アンコールに応えて、もう一曲歌うことにした。今日は皆来てくれてありがとうな!」

ジュリアさんの呼びかけに観客が歓声で返答する。

以下略 AAS



108: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:58:07.86 ID:tCiOWLnR0

お父さんのピアノはあの頃に比べて格段に上達していた。
ただ上手いだけじゃない、まるで奏者の優しい心がそのまま音になっているかのような、そんな旋律が私たちの心に温かい光を灯す。

特に取り決めをしたわけではないが、未来から始まり、私、翼、ジュリアさん、瑞希さんの順番で歌を繋いでいき、サビの部分でハーモニーを形成する。
以下略 AAS



109: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:58:35.39 ID:tCiOWLnR0

26 〜クリスマス翌日〜

次の日、私は未来に呼び出されて事務所に来ていた。見せたいものがあるらしい。
引ったくりに盗られたバッグは何故か杏奈のところにあって、ようやく未来のもとへと戻ってきたと未来は興奮交じりに私に語って聞かせた。
以下略 AAS



110: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:59:01.47 ID:tCiOWLnR0
……
未来「静香ちゃん、入っていいよ」

事務所の中に入る。

以下略 AAS



111: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:59:45.95 ID:tCiOWLnR0

静香「え?私?それってどういう……あ!」

私は、部屋に入って来た時に目に強い光を受けたことを思い出す。

以下略 AAS



112: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 04:00:11.97 ID:tCiOWLnR0

未来が祈りをこめるように、不安そうに、うかがうように私に問いかける。
思えばあの日から本当にいろいろなことがあった。
だけど報われない事ばかりの世の中だけど、皆でバトンを繋いで長い距離を走り切ることができれば、それは奇跡と呼べるものであるということを知ることができた。
未来は皆でトップアイドルになりたいといった。この事務所には52人ものアイドルが所属している。もしみんなでバトンを繋げたなら、何ができるだろう。可能性の広がりを感じる。以前はそんなことを考えもしなかっただろう。でも今は違う。
以下略 AAS



113: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 04:00:37.73 ID:tCiOWLnR0




静香「ここからは、未来が見えるわ」


114: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 04:01:04.62 ID:tCiOWLnR0

私の答えを受け、未来の満面の笑みを浮かべて泣いた。

素敵な未来へ向けて、最初のバトンは確かに繋がった。



115: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 04:04:17.16 ID:tCiOWLnR0
以上で完結です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
良ければ過去作もご覧になってください。
html化を依頼しておきます

以下略 AAS



116:名無しNIPPER[sage]
2017/12/25(月) 22:00:51.93 ID:V48WTo3EO
一気に読んでしまった
よかった


117:名無しNIPPER[sage]
2017/12/26(火) 00:18:39.24 ID:GDByz3mKO
クライネってレベルじゃないくらいに大きな物語だった
でも伏線回収までが長くて読み疲れた
SSというよりはもはや小説なのね
乙でした


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