1: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:10:04.21 ID:lFEhVh8y0
背後に気配を感じて、イヤホンを耳から外した。
ソファに体を預け、反り返るようにして後ろを見やる。
そこには、私の座るソファに肘をかけて身を乗り出しているプロデューサーがいて、期せずして私たちは至近距離で見つめ合う形となった。
「気、抜き過ぎじゃないの」
彼は呆れたように笑って、そう言う。
返事の代わりにソファの右側に詰めて座り直して、空いた場所を視線で示すと、彼はそこに腰掛けた。
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2: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:10:37.70 ID:lFEhVh8y0
○
「疲れてる」
3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:11:04.95 ID:lFEhVh8y0
○
事務所を出て、駐車場まで並んで歩く。
4: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:11:31.76 ID:lFEhVh8y0
○
全力で駆けて、少しずつ距離が縮んでいく。
5: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:12:14.52 ID:lFEhVh8y0
○
少し遅れて、彼も駐車場にやってくる。
6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:13:16.79 ID:lFEhVh8y0
○
車に乗って、エンジンをかけるとカーナビが今日の日付と、今日がクリスマスであることを告げる。
7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:13:49.32 ID:lFEhVh8y0
○
「凛の家はまだサンタさん来る?」
8: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:14:47.33 ID:lFEhVh8y0
○
気が付いたら私は眠りに落ちていて、プロデューサーの声で目を覚ましたときには次の現場に到着していた。
9: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:15:24.59 ID:lFEhVh8y0
○
車から降りて、こんこんと助手席の窓ガラスをノックする。
10: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:15:54.52 ID:lFEhVh8y0
○
もう何時間か後に、今年最後に言うだろう「メリークリスマス」を想像すると、少し頬が緩む。
11:名無しNIPPER[sage]
2017/12/24(日) 02:37:00.10 ID:Gb1XIaCN0
これはCo
12:名無しNIPPER[sage]
2017/12/24(日) 17:58:37.02 ID:oh0cRlCO0
よき
13:名無しNIPPER[sage]
2017/12/27(水) 15:05:01.32 ID:4IwuNvWQ0
なるほど、それでこのタイトルか。納得
乙です
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