8: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2017/12/24(日) 02:14:47.33 ID:lFEhVh8y0
○
気が付いたら私は眠りに落ちていて、プロデューサーの声で目を覚ましたときには次の現場に到着していた。
「ギリギリまで起こさない方がよかったかな」
申し訳なさそうにしながら、彼は水を手渡してくれた。
「ううん。大丈夫、かなりスッキリした」
「そりゃ良かった」
サイドミラーを使って、再チェック。
鞄の化粧ポーチからコンパクトを取り出して軽く身だしなみを整え「よし」と呟いた。
「戦闘準備完了?」
「ふふっ、そうだね。戦闘準備完了」
もらった水を一口含んで、シートを元の位置に戻す。
「今更だけど、プロデューサーは自分の仕事よかったの?」
「ああ、うん。大丈夫」
「……もう。感謝はしてるけどさ、プロデューサーも無茶しないでよ?」
「お見通し?」
「お見通し」
13Res/6.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20