25:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:02:39.27 ID:r1CStY0i0
何もアクションを起こさなかったら、こういうギクシャクとした親子の日常が終わるんだよな。
俺が動けば、世界は平和になる……らしい。
今現在はただの小学生、未来はただの自衛官、それでも、選ばれたと思ってやり遂げるしか無いんだよな。
別に、俺は英雄だのヒーローだのになりたいわけじゃない。
ただ、普通の人間として……日々を……。
26:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:20:39.54 ID:r1CStY0i0
部屋に戻り押入れや本棚を漁って刃物の切れ味を封じられる何かを探した。
季節はまだまだ肌寒い五月、長袖だ着れる時期だ。袖に何かを仕込むことが出来る。
理想は木材なんかを両手に巻きつけることだが、部屋の中に丁度良い木材が無い。巻きつけるガムテープはあるが。
小遣いを貰ったのだから百円ショップに買いにくのが手っ取り早いか。
27:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:24:39.83 ID:r1CStY0i0
お風呂休憩挟みます。
流石にプロット無しのぶつけ書きは速度がナメクジだけど、淡々と書いていきますよ―イクイク……ヌッ
28:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 21:58:58.66 ID:r1CStY0i0
再開
数年ぶりにからう? 背負う? ランドセルは若干の恥ずかしさを感じさせた。
通学路には学校に向かう小学生が会話を弾ませている。
流石に精神年齢が二十代になりますとランドセルを身につけることは拷問に感じます。
29:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:08:01.26 ID:r1CStY0i0
にしても、俺が死んだ未来ではこの場所は焦土になるんだよな。
本当は東京を狙ったらしいんだが、着弾点は東京より離れたこの場所に落ちた。
中学の頃に親父の転勤でこの街を離れて八年後に攻撃されて、それ以来、戻ることはなかった。
「……その未来を変えるためにこの場所に戻ってきたんだろ、なよなよすんな」
30:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:20:10.12 ID:r1CStY0i0
「今日の体育楽しみだね!」
「わたしは……体育苦手だから……」
「そんなこと言ってたら体が弱くなっちゃうよ!」
廊下ですれ違う、田辺咲子と。
31:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:36:45.70 ID:r1CStY0i0
天鳳に誘われたから今日はこの辺で、一ヶ月くらいで第一章の設定は書き終えられると思うから気長にどうぞ。
32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:02:32.91 ID:qsbAvU560
再開
そのまま三人に声をかけることもなく自分の教室に移動する。
よく考えると五年生の頃の教室はこんな感じだったな、なんて薄れた記憶が蘇っていく。
時刻は真面目でも不真面目でもない奴がゾロゾロと学校に到着する頃、薄れた記憶だが、見知った顔が懐かしさを感じさせる。
33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:11:49.71 ID:qsbAvU560
彼は坂本幸太、俺の最初で最後の親友と呼べた存在だ。
引っ越してから音信不通になって、生きてるのか死んでるのかも確認できなかった。
生きてるんだよな……いや、生きている時代に戻ってきたんだ、当たり前だ。
「どうしたんだよ、暗い顔して……朝飯食べなかったのか?」
34:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:12:39.81 ID:qsbAvU560
またID変わってる。まあいいか。
35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:21:17.76 ID:qsbAvU560
「そうだ、あの映画一緒に見に行こうぜ! 新聞屋からタダ券貰ったから。母ちゃんも「」と一緒に見に行きなさいって言ってたし」
「映画か……何日に放映するんだ」
「二日後だぜ!」
「……すまない、その日は予定が入ってんだ」
「えーマジかよ……まあ、人多そうだからな。おまえにあわせるよ」
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