ムーディ勝山に受け流されたものたちが暮らしている街
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10
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名無しNIPPER
[saga]
2017/12/05(火) 21:23:51.24 ID:oGGqqfyD0
そんな暴言を吐いた私に対して、しかし
村長は当面の住みか、古いアパートの一室まで用意してくれた。
「何から何まで、恩に着ます」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/05(火) 21:33:20.69 ID:m4Pv7EC40
これは発想の勝利
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/05(火) 21:36:26.79 ID:oGGqqfyD0
六畳一間の和室の中には、
意外なことに家具が一通りそろっていた。
どれもこれも使い古しのものに見える。
彼らも、受け流されてここに辿り着いたのだろう。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/12/05(火) 21:40:49.22 ID:NRcSEdOm0
ただいま、レタス系のサンドイッチ買いたかったけどなかったからハムとタマゴのサンドイッチと
腹いせにハムとタマゴのスナックサンド(フジパン)買ってきてファイアの香るモカで流し込んだ、旨かった。
イッチ、ありがとう。
他の芸人の所業で出来た村とかもありそうやね。
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/05(火) 21:44:06.27 ID:oGGqqfyD0
「少し気になっただけだ、無理に答えなくても良いよ。
まあとにかく、ムーディ勝山に関しては、
もう"そういうもの"として捉えてしまっても
この街で生きていくには差し支えない」
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/05(火) 21:51:24.86 ID:oGGqqfyD0
さて、と言って村長が立ち上がる。
「ここらでお暇するとするよ。
困ったことがあったら何でも言いなさい。
あと、腹が減ったら適当な店に行ってご飯を作ってもらいなさい。
ここではお金は要らないから」
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/05(火) 22:00:17.04 ID:oGGqqfyD0
私は、どうして失った記憶のことよりも、
ムーディ勝山の方が気にかかるのだろうか?
自分の名前すらわからないこの状況においては、
何を置いても記憶を取り戻すことが先決であると考え、
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/05(火) 22:19:15.76 ID:oGGqqfyD0
***
曖昧な街だ。
それがここで暫くを過ごした私の印象だ。
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/05(火) 22:32:37.09 ID:oGGqqfyD0
「そうだな、それが調査によって
明らかとなったことだ」
「あなたのそれが"調査"なら、
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/12/05(火) 22:44:34.39 ID:oGGqqfyD0
「そうは言っても、そんな細かいところなんて覚えていませんよ」
ねえ、とマスターは店の片隅の、例の常連客に話をふる。
読んでいた文庫本からちらりと顔を挙げ、
どーでもいいですよ、と彼女は言って顔を戻す。
以下略
AAS
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