【ミリマス】白石紬「彼女の笑顔はミリオンドル」
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1: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/03(日) 00:14:58.50 ID:IeQoE4Hm0
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それはここしばらくの間を実家で過ごしていた私が久々に劇場へ顔を出すことのできたある日のことです。
開口一番と申しましょう。私たちのところへやって来た茜さんはいつにも増した爛漫さで。

「おっはようプロちゃんいい朝だね! こういう爽やかな一日の始まりは、グッドニュースで迎えたいとは思わない?
実は! あるのだ! そんなニュースが! さてさて一体それはなんでしょーか?」

と矢継ぎ早に言葉を捲し立て。

「ハイ残念ですけど時間でーす! 正解は、なななんと! 今あなたの目の前に立っている超絶美少女プリティーアイドル
野々原茜ちゃんのたーんじょーうびーっ!! ハッピーバースデー茜ちゃん! お誕生日おめでとう茜ちゃん!!

さあプロちゃんよ、財布の紐を緩める準備はオーケーかい? 明日は朝から晩まで盛大に! ド派手に! ゴージャスに!
天使茜ちゃんの生誕を祝って祝って祝いまくるのだーっ♪」

などと身振り手振りも交えて大変な盛り上がりよう。
対するプロデューサーと私はと言えば、朝から食卓に特盛のカツ丼を振る舞われた胃弱な人の如く顔を曇らせつつ。

「……あー、そうな、誕生日な」

「本当ですか? それはおめでとうございます」

「もうもう二人とも元気ないよー? ほらほら、テンション上げて行こ?」

「いや、別段暗いつもりは無いんだが……」

「どちらかと言えば、茜さんが元気過ぎるのではありませんか?」

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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/03(日) 00:16:53.04 ID:IeQoE4Hm0

なるべく言葉は濁しながら、それとなくこちらの意思を相手に伝えようと試みた次第なのでありました。
つまり、一言で言うならば――。

「あれあれあれれ? 茜ちゃんは今日もうるさいぐらいに元気だね!」
以下略 AAS



3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/03(日) 00:18:10.81 ID:IeQoE4Hm0

ですが、プロデューサーは茜さんには目もくれずポケットから車の鍵を取り出すと。

「じゃあ俺、車回してくるから」

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage]
2017/12/03(日) 00:19:17.32 ID:fkrZGZD+o
(ミリオンダラーの方が語感が良さそう)


5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/03(日) 00:22:13.27 ID:IeQoE4Hm0

捨て台詞一つをその場に残し、部屋から走り去って行ってしまいました。
それにしても、いくら茜さんの自己主張が激し過ぎたとはいえ――。

「……紬、なんか言いたそうだな」
以下略 AAS



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/03(日) 00:25:49.33 ID:IeQoE4Hm0
===

さて――劇場での騒動も落着し、麗花さんと二人、通い慣れた商店街へとお仕事に参った私たち。

「麗花、紬、今のところはオッケーだ。じゃあ俺は、これから別の現場に向かうから」
以下略 AAS



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