【ミリマス】白石紬「彼女の笑顔はミリオンドル」
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3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/03(日) 00:18:10.81 ID:IeQoE4Hm0

ですが、プロデューサーは茜さんには目もくれずポケットから車の鍵を取り出すと。

「じゃあ俺、車回してくるから」

「だったら茜ちゃん助手席ね!」

「今日の目的地は商店街。いつもお世話になってるあの辺だ」

「ナビゲートだってバッチリだよ! 何てったってこの日の為に流行りのケーキ屋さんの場所は調べ上げて――」

「だから、まぁ、二人にとっては知らない場所じゃないワケだし、ある意味ホームと言っても差し支えない――」

「ホール? だよね! やっぱり誕生日ケーキはホールでドーンとタワーにして――」

「……おい茜」

「うんうんなーに?」

「う・る・さ・いぞ、さっきからぁっ!!」

遂に我慢の限界が来たのでしょう。怒りを抑えるようにして彼女の頭を鷲掴みます。

「誕生日? めでたい! 良かったなっ!! けどこっちは今から仕事なの!
お前だってレッスンがあるだろうに、こんなトコで油売ってる暇があるのか、えええ!!?」

「イタ! いたたたっ! ギブギブギブ!! それ撫でてない、撫でてない、撫でて無いから!!」

「撫でられたいなら手を焼かすな!! ほら、さっさと行った行った!」

プロデューサーの手が離れると、茜さんは痛みを堪えるように両手を頭に添えました。
それから少し涙目で、彼のことを下から睨みつけ。

「プロちゃんの鬼! 悪魔! 冷血漢!! 麗花ちゃんたちの送迎途中、警察に切符切られちゃえ!!」


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