【ミリマス】白石紬「彼女の笑顔はミリオンドル」
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5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/03(日) 00:22:13.27 ID:IeQoE4Hm0
捨て台詞一つをその場に残し、部屋から走り去って行ってしまいました。
それにしても、いくら茜さんの自己主張が激し過ぎたとはいえ――。
「……紬、なんか言いたそうだな」
「私はただ……茜さんにたいして、少々当たりが強いのではと」
思った疑問を口にすると、彼は疲れた顔をして言ったのです。
「アイツの誕生日今日じゃない」
「……は?」
「だから、アイツの誕生日今日じゃないの!! パーティしてやるって伝えたら、三日前からあのテンション!」
「えぇっ!? で、ですが、それならあの喜びようは……?」
戸惑いながら訊き返すと、代わりに答えたのは麗花さんでした。
「茜ちゃんああ見えて心配性だから。当日になって『やっぱりパーティは開かない』とか――」
「ドッキリでしたーって言わせないために、過剰過ぎる程のアピールをしてきてるんだ」
「それは……難儀なサガですね」
「ああ、まったく難儀難儀……。それじゃ、二人とも出掛けるぞ」
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