29: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:54:34.63 ID:a6BvGIkT0
バットマン(シャドウ……サーヴァント)
バットマン(見れば分かる。自分よりも遥かに強い。まるでメタヒューマンのような……無策に飛び掛かっていっても返り討ちが関の山だ)
バットマン「くっ……」グワッ
30: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:57:20.18 ID:a6BvGIkT0
蹂躙、という言葉がある。
黒いスーツで覆われた腹部に蹴りが入り、彼は転がって血を吐いた。痛みをこらえて起き上がる彼の目の前に、影は既に立っている。
速い。バットマンは咄嗟に右拳に爆破ジェルをスプレーし、前方目掛けて拳を繰り出した。
31: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:58:03.78 ID:a6BvGIkT0
???「おう、間に合ったみてえだな。兄さんよぉ、自殺願望は頂けねえなァ」
バットマン「……お前は」
???「さあなあ、少なくとも敵じゃねえんじゃねえの? そこの影野郎を攻撃したわけだし」
32: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:58:53.13 ID:a6BvGIkT0
???「オラッ、くたばりな!!」ゴッ
影「…………ぐっ……」ドサッ
マシュ「ここ!」ガゴッ
33: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 12:59:24.41 ID:a6BvGIkT0
ドクター『……成程。どうも複雑な事情が絡んでいると見た』
クー・フーリン「そうそう、複雑な事情。便利な言葉だよなぁ!」スタスタ
バットマン「……」スタスタ
34: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 13:00:22.59 ID:a6BvGIkT0
マシュ「くっ……」
マシュ(ふざけた空気だと思ってたのに、強い……! この炎、防ぎ切れるものじゃない!)
クー・フーリン「ほらほらどうしたァ! もっと強い守りを見せてみろ、そんな盾じゃあマスターは守り切れねえぞ!」
35: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 13:01:06.03 ID:a6BvGIkT0
マシュ(避けたらブルースさん達に当たる! 回避という選択肢は無い!)
マシュ(だからと言ってまともに受ければ消し炭! あの爆発は受け切れない!)
マシュ(……どうすれば……!)
36: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 13:01:58.02 ID:a6BvGIkT0
マシュ「…………敵宝具、受け切りました……」シュゥゥゥゥゥ
クー・フーリン「……やるじゃねえの。全開じゃ無かったとはいえ、流石に無傷で受け止められるとは思ってなかったぜ。ちょっとショックだな」ポリポリ
マシュ「クー・フーリンさん……じゃあやっぱり、最初から」
37: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 13:03:02.97 ID:a6BvGIkT0
クー・フーリン「……ともかく移動しようぜ、な」
マシュ「むぅ……分かりました」
バットマン「……」
38: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/24(金) 13:03:45.65 ID:a6BvGIkT0
クー・フーリン「さて、この洞窟を抜けりゃあ聖杯だ。勿論タダじゃあ手に入らねえ、護り手ってのがある……」
バットマン「どんなヤツだ」
クー・フーリン「正直言ってこれまでのシャドウサーヴァントなどとは比べ物にならねえ。剣の一振りで腑抜けのサーヴァントなら上半身とおさらば」
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