ヒロインの最期
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:43:54.10 ID:dPfg/dp20

『アンタにそんなことは出来ないし、やった所で平和を知らない貴方が何を統治するの?』

僕なら出来る。いや、やらないとダメだったんじゃないか?
本当は、それが僕の戦ってきた責務を果たすことだったのでは――
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:46:09.92 ID:dPfg/dp20

「――わかったでしょう?
ああ、嫌だ。どれだけ言っても言う事を聞かないことだってあったし、
何度もムスッと反発しては無言になるばかり……苦労したわ、本当に!」

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:47:11.27 ID:dPfg/dp20

「貴方が親だなんて、子供が可哀想と思ったこともあったわ。
……頑張っていたのは認めますけど、私がどれだけ心配だったか……」

「ああ……」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:48:23.25 ID:dPfg/dp20

だとしたら、それは間違いだろう。
未来を決めるのは僕達だけじゃない。未来に生きる人々の意思だった。

もしも、世界の未来をあの時閉ざしてしまったら。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:51:37.30 ID:dPfg/dp20

戦うしかなかった僕と、戦うことで生きる平和を選ばなかった僕の子供。
誰かと誰かの手を取り、繋ぎ、想いを乗せて光を灯す。
……僕にとっては輝くほど眩しい夢を、追いかけていた。

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:52:47.38 ID:dPfg/dp20

「……こうやって、最後に文句を言える分、私は幸せかしらね」

「ああ……」

以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:53:28.98 ID:dPfg/dp20

「もう思い残すことはないわ。これで、静かにこの世を去れる……」

「ああ……」

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:54:04.81 ID:dPfg/dp20

「……ねぇ、覚えてる?私に、自分より先に死なないでって泣いて頼んでいたの」


覚えていない。いいや、正しくは違う。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:55:36.16 ID:dPfg/dp20

「そんなだから安心できないのよ。
勇者だった癖に……私ともこれで最後なのだから、悔いを残さないように」

「ああ……」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2017/11/20(月) 19:57:05.60 ID:dPfg/dp20

「……本当に、何もないのかしら?」

「ああ……」

以下略 AAS



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