46:名無しNIPPER[saga]
2018/01/09(火) 13:29:54.10 ID:GQaZJ3Bk0
それが分かっただけでも、あたしとプロデューサーさんとの距離は以前よりも縮まったと思う。微々たるものだけど、変わってきている。
今までは仕事に関わってくる話ぐらいでしか会話が無かったけれども、最近では身の回りの話とか……何気無い会話もするようになってきている。
47:名無しNIPPER[saga]
2018/01/09(火) 13:30:53.10 ID:GQaZJ3Bk0
48:名無しNIPPER[sage]
2018/01/09(火) 20:52:23.83 ID:kjuyW8uSo
来てた!
49:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:30:46.17 ID:rPzG0RhG0
『もしもの場合を考えて、こういったものを備えておくのは当然の事だ』
いつだったかは覚えていないけど、前にプロデューサーさんが言っていた言葉だ。
50:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:31:51.28 ID:rPzG0RhG0
ただ、プロデューサーさんが事務所の中にいるのであれば、別にこれといって問題は無い。それであれば、この傘を必要としない状況だからだ。
けど、違う。今はそうじゃない。違うんだ。プロデューサーさんはこの時、事務所にはいなかった。
51:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:33:50.00 ID:rPzG0RhG0
『準備は万全の状態でないと意味が無い』
まさしくその通りだとあたしは思った。準備が万全で無いからこそ、自分自身を窮地にへと陥れている。それが今の状況である。
52:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:34:46.27 ID:rPzG0RhG0
「まぁ、これも全部……傘を忘れたあいつが悪いんだ」
自業自得だ。そう切り捨ててしまえば、それで済んでしまう問題だった。
53:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:35:46.82 ID:rPzG0RhG0
「……仕方、無いな」
そう、仕方無いのだ。これはあいつの担当アイドルである、あたしの義務なんだ。
54:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:35:51.40 ID:VygFukUv0
「な、何だ、加蓮か。お疲れさん」
「うん、そっちもお疲れ様。今、学校帰り?」
55:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:37:56.57 ID:VygFukUv0
何かあったのか、それについて加蓮に語るのは簡単な事だ。
プロデューサーさんが傘を忘れ、それを今からあたしが届けに向かう。ただ、それだけの事だった。
56:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:38:24.24 ID:VygFukUv0
「……その傘、奈緒のじゃないよね」
「え、えっ!?」
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