211: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/03(土) 23:44:19.89 ID:AsFWUixV0
古伏「く、楠見さん、な、何を言って……」
楠見「いや、だからね。うん。古伏さんが犯人なんだよ」
古伏「な、なんで……」
212: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/03(土) 23:48:28.76 ID:AsFWUixV0
誰も何も言えないでいた。状況を飲み込めないでいた。口を出せないでいた。
……裏で取引をしてて、それを楠見が裏切ったってことか?
何のためにそんな、いや、何を思えばそんなことに……
213: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/03(土) 23:52:03.64 ID:AsFWUixV0
クライマックス推理 開始!
Act1
まず、最初に動き出したのは鈴本さんだった。
動機ビデオを見る前だったか後だったかはきいてないんだけど。殺人しようとしてたらしい。まあ、その詳細は知る由もないんだけど……殺人に必要だった、「毒薬」を
214: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/03(土) 23:59:08.94 ID:AsFWUixV0
古伏「……」
これが、真実だということらしい。
気まずさと罪悪感に満ちた古伏の顔が、それを暗に示している。
215: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/04(日) 00:11:20.72 ID:Kz8NVW7V0
古伏「私が、悪が嫌いです。強大な力を持ち、それにおぼれる悪が」
唐崎「……」
古伏「自身を過信し、己を顧みず、ただ欲と不満を他人にぶつけることしかしない、
216: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/04(日) 00:15:27.97 ID:Kz8NVW7V0
唐崎「だから、何の話をしてんだよ、事件の話関係ねえじゃねえか」
古伏「……っ、」
唐崎「ただの言い訳だ、そんなの。お前は怖かった、だから人を殺していいだ何て
217: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/04(日) 00:31:16.11 ID:Kz8NVW7V0
古伏が、今にも泣きそうな顔で、絶望に染まった顔で、茫然とした顔で、
唐崎を見ている。いや、ここにはいない誰かを見ている。
唐崎「……お前は自分が悪を恐れたあまり、その大っ嫌いな悪に堕ちちまったってわけだ。
楠見も似たようなこと言ってたけどよ、間違った道に進むのはな、強い奴よりも弱みのある奴のほうがよっぽど多いんだよ」
218: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/04(日) 00:39:17.64 ID:Kz8NVW7V0
唐崎「……っち、結局こうなるのかよ……」
御開「……そうみたいね」
鷺宮「くそ、気分悪い……」
219: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/04(日) 00:50:52.39 ID:Kz8NVW7V0
正義完了!悪を倒せよ最強勇者!
勇者の周りに広がる広大なマップ。
その中央そびえたつ塔の上で、マモノと勇者が対峙する……
220: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/04(日) 01:00:11.91 ID:Kz8NVW7V0
梓川「あ、ああ、あああ……」
雪水「……座ってろ、そばにいてやるから」
梓川「あ、あ、ご、ごめん……」
221: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/04(日) 01:04:05.05 ID:Kz8NVW7V0
Chapter 2
世界の中心で罪を叫ぶ 非日常編
END
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