213: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/03(土) 23:52:03.64 ID:AsFWUixV0
クライマックス推理 開始!
Act1
まず、最初に動き出したのは鈴本さんだった。
動機ビデオを見る前だったか後だったかはきいてないんだけど。殺人しようとしてたらしい。まあ、その詳細は知る由もないんだけど……殺人に必要だった、「毒薬」を
倉庫から調達していたのは確かだった。
もしかすると、焦っていたのかもしれない。超高校級の狩人である彼女は
失態をおかした。毒薬の調達現場を見られてたんだよ。今回のクロである、古伏さんにね。
Act2
古伏さんはすぐに動き出した、わけでもなかった。
聞くところによると、倉庫から出たときの鈴本さん、すごく顔色が悪かったらしくて。
何か事情があるはずだ、って思ったんだって。そこでタイミングをみはからって
彼女に話を聞いてみることにした。これが、事件当日の出来事。
Act3
うまく約束を取り付けることのできた古伏さんは、鈴本さんを呼び出した。
人気のない、夜の廊下に。そして、事情を聴いてみることにした。
きっと脅されたのだろうと思っていた。モノクマだとか、唐崎くんにね。
だけど、彼女が口にしたのは、コロシアイから逃げ出したいという思い、
はやく戻らなければという焦り、そして「狩人」の才能。
古伏さんの思考は切り替わる。目の前にいる殺戮者という悪を倒さねば、と。
目の前にいる「強者」は消し去らねば、と。
不意打ちだよ。心の内を吐露したばかりの鈴本さんによけれるはずもない。
鈴本さんの体は宙を舞って……あとは想像にお任せするよ。
Act4
同時刻、なんとなーく眠れなかった私はそとをぶらついていた。
まあ、すぐに戻るつもりだったんだけど……運悪く、犯行現場に出くわして
しまった。スプラッタ系は苦手だからやめてほしい……ってそうじゃない。
まあ、見られて何もしない、ってのはあり得ないよね、多分。古伏さんは
私にとあることを頼んだ。「悪でない貴方は殺せない。しかしこのままおいておくわけにもいかない。どうか見なかったことにしてほしい」ってね。庇えとまでは言わないあたり
性格がわかるよね。
Act5
さて、死にたくなかった私が契約を飲んでおとなしく帰っている間に
偽装工作を開始した。そのまま死体を放置すれば、怪しまれるのは古伏さんだったから。
まるで突き落としたかのように見せかけるために、頭から血を流したように見せかけた。
……自分の血を使ってね。確か死んだ人間からは簡単に血は流れないんだっけ?
でも階段があるんだし斜面を利用すれば……ってそんな余裕はなかったんだろうね。
まあ、そんなことは置いといて。とりあえずそれだけをして部屋に戻った。
怪我の治療だけして。……きっと、これだけのシンプルな犯行だからこそ解きにくかった。
Act6
そして、朝を迎えて……雪水くんがたまたま階段近くを通ったときに、死体が発見された。
推理ものとしては駄作レベルのトリックに憤慨したモノクマがいろいろ言ってた影響で
現場調査は適当、アリバイもほぼなしの壊滅的な状態で捜査は終わった。
私は顔に出やすいタイプだからね。今回の捜査時間では皆から距離をとらせてもらった。
古伏さんは……何を考えてたかは私なんかにわかるわけはないけれど、死体からは
はなれて行動してたみたいだね。……っと、これで事件の概要は全部だよ
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