220: ◆nySMeRqtqc[saga]
2018/03/04(日) 01:00:11.91 ID:Kz8NVW7V0
梓川「あ、ああ、あああ……」
雪水「……座ってろ、そばにいてやるから」
梓川「あ、あ、ご、ごめん……」
数野「悪趣味だ、そして非合理的だ。ここまで対象を貶める理由がわからない」
皆守「なんだよこれ……こんな、人の心を踏みにじるようなオシオキが……」
夢川「私、も見てられないよ、こんな。僕達の、仲間だったんだ。間違いこそしたけれど……」
モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!殺人を犯したやつはね、裁かれる運命なのです!
人殺しだなんて悪い奴、殺されちゃっても当然なのでーす!あーっはっはっは!」
唐崎「くそ、あの、野郎……」
モノクマ「あれー?どうしたの?彼女を散々追い詰めたオマエがそんな顔するなんてさ」
唐崎「……知らねえよ。あいつが追い詰められようが、こちとら。……
あいつのありようが、許せなかっただけだ……!」
モノクマ「ふーん、そういいたいならそういえば?別にボクはその辺は興味ないしね」
唐崎「そうかよ……」
モノクマ「あ、オマエラは自由解散しちゃってください!もう裁判終わっちゃったしね。
ばいばーい」
……重苦しい空気が漂う。最初は皆、周りの様子をうかがって、誰も動けないでいた。
そして、しばらくするうちに、ぽつり、またぽつりと皆戻っていった。
静かだった。
ただ、唐崎が壁を殴る音が、裁判上に響いていた。
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