高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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51: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/30(月) 19:26:47.50 ID:squNLtVqO
「生二つ、あと焼き鳥の盛り合わせで」
仕事を終えて合流した後、何度か来たことのある居酒屋の個室にて。
おしぼりで手を拭きながら、のんびりと考えていた。
楓さんと一対一で飲みに来たのはとても久し振りな気がする。
お互い忙しかったし、俺から誘うことは滅多になかったし。
「久し振りですね、プロデューサー」
「ですね。まぁ忙しかったですから」
もちろん、忙しいのは悪いことではない。
それだけ楓さんが売れているという事だし、俺も頑張っているという事だし。
けれど、やっぱり。
こうして飲みに来る時間も、大切なのかもしれない。
「それでは」
「はい」
「「乾杯」」
カンッ、と小気味良い音が響く。
そのままジョッキを傾け、ごくごくごくと喉を鳴らした。
……うん、美味い。
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