高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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52: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/30(月) 19:27:43.83 ID:squNLtVqO
「すみませーん!梅酒を一つ、お願いしまーす!」
飲の早いなぁ、楓さん。
彼女のペースで飲んでいては、俺は一瞬で潰れてしまうだろう。
一応立場の問題もあるし、彼女が潰れた後できちんと家に送れるようしておかないと。
あ、焼き鳥美味しい。
「プロデューサー。どうして、最近は飲みに誘ってくださらなかったんですか?」
「ん?あぁ、さっきも言ったけどお互い忙しかったじゃないですか」
「毎日仕事、と言う訳ではないですよね?それに、プロデューサーは私のオフを把握している訳ですから……」
「え、だってせっかくのオフを俺に付き合わせちゃったら申し訳ないじゃないですか」
「…………すみません。このページの日本酒、全部一つずつお願いします」
一瞬の間が、怖かった。
唐突に楓さんの声のトーンが本日最低を記録する。
流石に飲みすぎでは?と止めようとしたが視線が怖すぎて言えない。
人間、笑顔で人を射止められるものなのだな、流石アイドルだと思ったり。
本気でびびった訳ではない、決して。
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