高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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53: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/30(月) 19:28:38.65 ID:squNLtVqO
「プロデューサー、罰として今日は私が満足するまで付き合って下さい」
「はい」
首を横に振る勇気はなかった。
実際、こんな綺麗な人と一対一で飲めるのだからこちらこそと言うべきなのだが。
「あ……すみません。私、その……久し振りで、つい舞い上がっちゃって」
「いえいえ、嬉しいですよ。楓さんと一緒に飲むの、好きですから」
「そう言って貰えると嬉しいです。お酒がないとし辛い話も……ふふ、特にありませんね」
「是非、普段から気を使わず話して下さい」
「もちろん、そう心掛けてますよ」
二人して、お酒を傾けながら笑う。
誰かと飲むお酒はとても美味しかった。
「普段から……いつも、感謝してるんですからね?プロデューサー」
「ありがとうございます。あ、キャベツ美味しい」
「はい、あ〜ん!」
「楓さん、それ何も刺さってない串です」
そんな心地よい会話と雰囲気は、それからしばらく続いた。
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