高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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43: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/23(月) 18:38:28.09 ID:tmsEt/C+O
「では、失礼します」
なんて考えていたら、ソファで正座していた俺の太ももに楓さんが頭を乗せてきた。
あぁ、なるほど。
俺が膝枕する側……
「ふふっ、快適です」
「男の膝枕ってどうなんでしょう」
とは言え、これはこれで良い。
楓さんが目の前で仰向けに寝っ転がって、頭を俺の太ももに乗せている。
この距離に彼女の顔があると言うのも、サラサラとした髪が太ももを撫でているのも。
「ところで知ってますか?犬がお腹を見せるのは、信頼の証らしいです」
「楓さん、犬飼ってたんですか?」
「……」
ゴロン、と楓さんが横向きになってしまった。
昔犬を飼っていて、その事を思い出させてしまったのだろうか。
だとしたら申し訳ない。
あとお腹の方を見られるのはいかんせん恥ずかしい。
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