高垣楓「純情な恋する乙女なんて如何でしょうか?」
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42: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/23(月) 18:36:51.33 ID:tmsEt/C+O


「では、罰ゲームの時間ですね」

 理不尽にも程がある。
 一昔前に流行ったデスゲーム系の漫画だってもう少し勝ち目があったろうに。

「膝枕、どうですか?」

「喜んで」

 即答してしまうあたり、男とは哀しい生き物だ。
 罰ゲームで膝枕?
 何度だって負けてやろうじゃないか。
 膝枕って言ったらあれだぞ、膝枕だぞ。

「それではプロデューサー。そこのソファで」

「はい!」

「正座」

「……はい」

 おかしい、膝枕な筈だったのに正座させられた。
 ご褒美をもらえる筈が正座させられていた。
 何処かで選択肢を間違えただろうか。
 いやまぁ、罰ゲームだから間違ってはいないのかもしれないけど。




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