41: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 18:10:40.00 ID:4lJng8t70
ゴロウはコトネを睨み、微笑んだ。
ボールを投げた。
コトネはゴロウを睨み、微笑んだ。
ボールを投げた。
42: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 18:11:16.55 ID:4lJng8t70
誰がどう見ても結果は明白だった。
「ラッタが勝てるわけがない」
観客席からまばらに人が立ち上がり始めた。興奮からではない。結果の見えた試合に興味を無くしたからだ。
43: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 18:11:48.17 ID:4lJng8t70
2人は互いの顔を見据えていた。
周囲の雑音が聞こえなくなっていた。
時間が止まったように感じていた。
44: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 18:12:14.66 ID:4lJng8t70
ゴロウにはオーダイルが突っ込んできたのが見えた。
スローモーションのように一挙一動をとらえることができる。
彼はラッタの背中に声をかけた。
45: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 18:12:52.39 ID:4lJng8t70
エピローグ
ゴロウが教師を始めてから1年が経った。
彼は生徒とポケモンに毎日、向き合っている。
まだ慣れないが、充実した仕事だ。子供たちには「もう一回、チャンピオンと合わせて!」としばしばせがまれる。
46: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 18:13:22.25 ID:4lJng8t70
遠くから生徒が手を振りながら駆けてきた。
「おーい、先生! そのコラッタ捕まえておいて!」
「僕の手持ちにしたいんだ!」
47: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 18:15:04.50 ID:4lJng8t70
以上です
お読みいただきありがとうございました
1年位前に書いて、メモに残っていたものです
題材はポケモンだけど、こんな真面目なSSも書いてたんだなぁ…(遠い目)
48:名無しNIPPER[sage]
2017/09/29(金) 21:36:13.22 ID:gtV9BurKo
乙
才能もだけどなんだかんだ強いポケモン弱いポケモンあるよなぁ
主人公は乗り換えなかっただけ偉い
49:名無しNIPPER[sage]
2017/09/30(土) 02:25:16.64 ID:Sgz56xn40
コトネの手持ちェ…
好きなポケモンで頑張らなかったのかな?
50:名無しNIPPER[sage]
2017/10/03(火) 05:36:13.44 ID:QTI9rdjeo
乙
中々心にきたで
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