25: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 18:02:30.21 ID:4lJng8t70
ゴロウは4つ目のジムバッチを手に入れたところで旅を終えた。
キキョウシティで出てから2年が経っていた。
旅を止めたのはチョウジタウンでヤナギに負けた後、はっきりと言われたからだ。
「キミにはバッチをあげることはできない。残念ながらね」
ゴロウは勝負の後、ヤナギ老人から話を聞いた。ポケモンセンターの二階。休憩スペースで向き合った。ヤナギ老人は熱い茶に口を付けた。
「我々、ジムリーダーが相手のポケモンに見合ったレベルの手持ちで勝負をしていることは君も知っているだろう」
「今日の勝負もそうだ。私はマンムーやユキノオー、トドゼルガをキミには出していない。イノムーやジュゴンで戦わせてもらったよ」
ゴロウは頷いた。
例えば、キキョウシティのジムリーダーであるハヤトはピジョットやエアームドを所持している。
しかし、ジムバッチを持っていないトレーナーに対してそれらを出すことはない。
ポッポやピジョンで使って『バッチを渡すのにふさわしい人物か』を見極めるのだ。
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