95:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:31:13.96 ID:gRyzT9wx0
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「……そう……だったんですか」
薬について、一連の話を聞いた頼子は、袋の注意書きを読みながら、目に見えて絶句していた。
無理もないだろう。本人以外にこんな話を信じさせるのは難しい。
それでも。
「……信じられませんよね?」
「いえ、都ちゃんを信じます」
「軽蔑……しないんですか?」
「誰にだって、悪い夢を見ることはありますよ」
きっぱりと言い放つ頼子。さらに続ける。
「……辛かったですよね?」
そう言って、都の頭を優しく撫でる。
初めこそ堪えていた都であったが、次第に、涙が溢れてしまった
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