94:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:30:39.42 ID:gRyzT9wx0
「単刀直入にお聞きします。都ちゃん、何か、隠していることがありますね?」
「なっ……」
「最近の都ちゃんは、とても……苦しそうなんです」
「そ、そんなことは……」
「何というか……、これは私の傲慢なのかもしれませんが……、まるで助けを求めているような」
「……っ!」
「私は以前、こう言いました。"何か話したい時には話してください"と」
「……」
「……私では、頼りになれませんか?」
「そ、そんなことは」
「都ちゃんの、力になりたいんです」
真剣な目で都を見つめる頼子。
心から、都のことを気遣ってくれている。
(これ以上……頼子さんを騙すのは……)
都が、ゆっくりと語り始めた。
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