86:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:24:13.98 ID:gRyzT9wx0
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夜、驚きと、混乱と、そして少しの期待で、都はなかなか眠ることができなかった。
いろいろ考えてみたのだが、やはり結論は出ない。
あの後、何人かに"お手柄だったらしいね"と褒められた。どうやら、薫が言って回っているらしい。
それ自体悪いことではないのだが、なにぶん記憶がなく、詳細を聞かれても答えに窮してしまうのは問題だ。
それでも、薫の笑顔と"すごい! たんていさんだ!"という言葉は、都の気分を高揚させるに十分足るものであったのだが。
幸い、袋にはまだたくさん薬がある。
(も、もう1度、機会があれば確かめてみましょう……)
そう思いながら、都は眠りに落ちていった。
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