74:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:14:04.26 ID:gRyzT9wx0
「謎は全て解けました!」
そう叫んだ安斎都は、公園の遊具の中を覗き込んだ。
75:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:14:44.27 ID:gRyzT9wx0
安斎都は、世にも珍しい探偵アイドルだ。
いや、珍しいというか、そもそも競合相手なんているのか。という話ではあるのだが。
アイドルとしてのレッスンやお仕事の傍ら、事件を探しに東奔西走。
76:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:15:49.36 ID:gRyzT9wx0
〜〜〜〜〜
「はぁ〜……」
77:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:16:32.20 ID:gRyzT9wx0
実のところ、安斎都は悩んでいた。
アイドルとしては、まあいい。
仕事がそこまで多いわけではないが、それでも着実に前に進んでいる実感はある。
歌も、ダンスも、最初は酷いものであったのだが、それなりに形になっているように感じる。
78:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:17:16.90 ID:gRyzT9wx0
〜〜〜〜〜
(ふぅ……、疲れました)
79:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:18:19.84 ID:gRyzT9wx0
『この薬を服用するだけで、眠っている間にどんな難事件でもたちまち解決!』
『迷子探し、つまみ食いの犯人当てから、暴行、強盗、殺人事件まで!』
80:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:19:05.97 ID:gRyzT9wx0
〜〜〜〜〜
翌日、お昼を少し過ぎたくらいの時間に事務所に入った都であるが、なにやら事務所が騒がしい。
81:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:20:00.44 ID:gRyzT9wx0
「それで、午前中にこの事務所に来たのは……」
ちらとホワイトボードに目を向ける前に、すでにチェックを済ませていた奈緒が口を開いた。
82:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:20:27.90 ID:gRyzT9wx0
「むむむ……、これは難事件ですね……」
「みやこちゃん、はんにんわかった……?」
83:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:20:57.38 ID:gRyzT9wx0
「えっ!?」
薫と奈緒の声が重なる。
しかし、その次の発言を待たずに、都は言葉を続ける。
84:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:21:54.69 ID:gRyzT9wx0
「な、奈緒」
「あ、ああ! 電話してみる……。あ、もしもし! 友紀か!?」
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