216:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:22:15.29 ID:yNCJI72m0
「お、重い……!!!」
くそう……、ラッキーだと思ったのに……
いきなり8キロの荷物が……
217:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:23:00.44 ID:yNCJI72m0
「疲れた……」
ホントに疲れた……
こうなったら、あの飲み物たちが美味しく飲まれるのを期待するしかないよね……
218:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:23:46.04 ID:yNCJI72m0
私は、逃げるように今日の撮影場所へ向かっていた。
おかしい。なんかおかしいぞ。
219:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:24:37.59 ID:yNCJI72m0
この日、仕事を終えて家に帰った時、私の気分は最悪だった。
やることなすこと裏目に出る。
荷物を運ぶ手伝いをすれば、後で中身が壊れてたと問題になる。
220:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:25:36.33 ID:yNCJI72m0
「――ちゃん?」
「―央ちゃん?」
221:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:26:14.73 ID:yNCJI72m0
……先に言い訳をさせてもらうと、ほんの気の迷いで。
どうせレッスン終わったらすぐ戻ってくるし、上手くいかないことばかりでちょっとむしゃくしゃしてたのかもだけど。
そのノートを、手にして。
棚の1番上に隠しちゃった。
222:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:26:54.09 ID:yNCJI72m0
当然なんだけど、慣れないことはするものじゃない。
レッスンの間、ソワソワしっぱなしで、何回も怒られてしまった。
最近の元気のなさと相まって、トレーナーさんも心配そうな顔を向けている。
でも、こっちはひとまずそれどころじゃなくて、とにかく早く戻って謝んなきゃって。
223:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:27:44.27 ID:yNCJI72m0
「3人とも、おっつかれー!」
できるだけ元気な声で、私は千枝ちゃん、仁奈ちゃん、みりあちゃんに声をかけた。
ランニングをしていたのはこの3人で、ちょうど休憩に入ったらしい。
224:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:28:32.40 ID:yNCJI72m0
「休憩中かな?」
「そうでごぜーます!」
225:名無しNIPPER[saga]
2017/09/20(水) 23:29:03.56 ID:yNCJI72m0
「も、もー、未央ちゃん、次から気をつけてね?」
みりあちゃんは私を責めない。本当に優しい子だ。胸がズキズキ痛む。いっそ土下座でもしようかって思った、その時。声が聞こえて、こちらに駆け寄る影が1つ。
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