133:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:06:34.96 ID:tjIn0ES/o
なんとかその場はやり過ごし、食事後二人とは別れ、一度事務所に戻ることにした。
まゆ「プロデューサーさん…」
P「ん?どうした。」
まゆ「これ…」
先ほど店で拾った手紙を渡す。
134:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:07:03.87 ID:tjIn0ES/o
……
志希「なるほどねー。誰の仕業か調べたいってことねー。」
P「やってくれるか?」
志希「最短でも一日はかかるから、ゆっくり待っててねー。」
まゆ「できるんですね…ありがとうございます、志希さん。」
135:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:07:35.66 ID:tjIn0ES/o
プロデューサーが打ち合わせに行き、一人になってしまった。
さすがに数時間一人なのは心細かったので、プロジェクトルームに行くことにした。
ルームでは桐生つかさが台本を読んでいた。
つかさ「お、まゆ…どうした?」
まゆ「つかささん、こんにちは。」
136:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:08:04.66 ID:tjIn0ES/o
……
P「まゆ、お待たせ。打合せ終わった!」
まゆ「…!」
プロデューサーに駆け寄り、強く腕にしがみつく。
つかさ「気をつけて帰りなー」
137:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:08:32.41 ID:tjIn0ES/o
しばらくの間、このようなことが続いた。
ある日は学校の机の中に、ある日は靴箱にぎっしりと、ある日は郵便受けに。
どれも同じような白い封筒。赤で縁取りがしてあったり、シールが貼ってあったりと、少しずつ違った。
ただ、中身はいつも、1枚の便箋に一言
138:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:09:00.42 ID:tjIn0ES/o
……
とある朝
?「まゆチャン早く起きるにゃあ!!」
まゆ(みくちゃん…?)
寝起きの目をこすりながらドアを開ける。
139:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:09:29.02 ID:tjIn0ES/o
しばらくして、プロデューサーが女子寮に駆け付ける。
P「何があった!?」
みく「Pチャン、これ…」
床に散乱した大量の封筒を指さす。
気味が悪くて誰も触らなかったのだ。
140:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:09:55.72 ID:tjIn0ES/o
プロデューサーとまゆ、そしてなぜかついてきたみくの3人で、志希が勝手にラボにしている事務所の一室まできた。
P「来たぞー。」
志希「お、よく来たねーふた…3人?」
みく「みくは付き添いだよ?」
志希「まあいっか。じゃあ、分析の結果、教えるねー」
141:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:10:24.26 ID:tjIn0ES/o
レッスンルーム
P「レッスン着、持ってたんだな。」
まゆ「予定は変えられませんから…」
P「さすがにロッカー空けて手紙出てきたら引くな。」
まゆ「…プロデューサーさん?」
142:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:10:51.73 ID:tjIn0ES/o
寮に着き、まゆが落ち着くまで3人はまゆの部屋にいた。
昼前にプロデューサーは打ち合わせのために事務所に戻り、昼過ぎにはみくもレッスンのため事務所に行った。
再びまゆは一人になった。
先ほどの手紙は開封するのが怖くなり、そのままごみ箱へ捨ててしまった。
143:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:11:19.54 ID:tjIn0ES/o
カサッ
机のほうから、紙の擦れる音がした。
先ほど捨てた手紙がごみ箱から出ている。
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