【モバマス】カワイイボクらは斃れない【アニデレ】
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29: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2017/09/10(日) 23:22:22.67 ID:RU5x15+CO
今日はここまで
30:名無しNIPPER[sage]
2017/09/11(月) 14:07:19.50 ID:bWPCgCgQo
さちこっょぃ
31: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2017/09/11(月) 21:20:05.36 ID:XXc1U1OjO
プロジェクトの進行は、既に美城常務の手によって、スケジュールからスタッフ、会場の手配まで一切の穴も無く構成されていたため、新たな担当者がやらねばならないことはほとんど無かった。
変更点といえば、楽曲の提供側が幸子たちを気に入った為に、彼女たちにあわせて歌詞や曲の一部を改変したことぐらいだろうか。それも幸子たちの能力によって、余りに余ったレッスンスケジュールを30分も埋めることはできなかった。
もはや成功が確約されたプロジェクトである。ユニットのお披露目と新曲の発表を行った最初のイベントは大盛況となった。
32: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2017/09/11(月) 21:20:32.90 ID:XXc1U1OjO
「…………このイベント……ほとんど常務が用意したんだよな…………。」
「ええ、ボクらやプロデューサーが干渉する余地もないほどカンペキに計画が組まれていました。」
「…………それだけ常務はこのプロジェクトを成功させたかったんだよな…………」
33: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2017/09/11(月) 21:21:00.69 ID:XXc1U1OjO
今日はここまで
34: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2018/01/02(火) 10:21:57.47 ID:apfYfla5o
夕方の執務室、常務は人を待っていた。先ほど電話で彼女は自らが立ち上げたプロジェクトのひとまずの成功を聴いた。そのため、直接プロジェクトの出演者から成否を聞く必要などない。
それでも、彼女がその電話で出演者の一人が会いたがってるときいて、スケジュールを調整して待っているのは、自分が外れたそのプロジェクトに未だ未練があったからだろうか?
「失礼します、先ほどお時間をいただいた輿水です。」
35: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2018/01/02(火) 10:22:35.69 ID:apfYfla5o
「責任者に?このプロジェクトは既に、実質君が自由にできるはずだ。わざわざ何の為に?」
「アイドルはプロデューサーの夢を叶えるものです。夢を持つ人がいなければ、ボク達にできることはありません。」
「あなたは、ボクと同じぐらいカワイイ輝子さんを起用しました。けっこう感謝してるんですよ。ボクは自分がカワイイことを証明するのも大事ですが、ボクがカワイイと思ったものが埋もれてしまうのもガマンならないんです。」
36: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2018/01/02(火) 10:24:00.00 ID:apfYfla5o
「今回の仕事で思い知りましたが、やはりこのプロダクションには革新が必要です。」
そう言って輿水幸子は先ほどより雄弁に、そして楽しそうに語り出した。
やはり彼女の性分はこちら側に近いのだろう。
37: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2018/01/02(火) 10:24:34.77 ID:apfYfla5o
「それで、私にどうして欲しい?」
「今回のプロジェクトの功績を大々的に利用してもらいたいんです。」
「おそらく常務が一番ご存じでしょうが、多くのアイドルがあなたに対して反感を持っています。それはあなたの肩書きだけでは足りないからなのだと思います。」
38: ◆ZDnQS3y4DE[sage]
2018/01/02(火) 10:25:21.47 ID:apfYfla5o
「頼もしいことだ。ところで君たちの、いや、私たちのユニットの名前は決まっているのか?」
「いえ、とりあえずはドリームLIVEフェスティバルで使った『カワイイボクと142’s』でいこうかと。」
「よければ私から君たちにユニット名を送りたい。」
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