【デレマスSS】P「最近、藍子がいたずら好きになって困っている」
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1: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:09:44.05 ID:m2TnEMTw0
最近、藍子がいたずら好きになった。

元はゆるくふんわりした子だったのにどうしてこうなったのかわからない。

とても辛い。

毎日が辛い。

例えば、俺がソファで昼寝をしていると、いつの間にか藍子が隣で寝始めている。

俺が目を覚ましたの気付くと藍子はにっこり笑う。

「ドキドキしちゃいましたか?」

藍子は嬉しそうに言ってくる。

ドキドキしないはずがない。

藍子の顔が目と鼻の先にあるのだ。

心臓に悪い。

あまりにひどいいたずらだったので「こんなことはしてはいけない」と叱った。

藍子はほっぺを膨らましてそっぽを向いた。

説教はまったく効果がない。

次の日も懲りずに同じいたずらを仕掛けてきた。

あまりにいい匂いがするからすぐにわかる。

胸に顔を埋めてくるのですぐにわかる。

しがみついてくるのでスーツにシワができて嫌になる。

ソファで寝ると毎回こうなってしまう。

まったく、ふざけた話だ。

藍子のいたずら好きは改善せねばならない。


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2: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:10:56.00 ID:m2TnEMTw0
その日は朝から晩まで根を詰めて仕事をしていた。

やはり藍子にいたずらをされた。

仕事の邪魔をされてとても困った。
以下略 AAS



3: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:11:24.46 ID:m2TnEMTw0
俺が断ろうとすると、藍子は心底悲しそうな表情を浮かべた。

「駄目です。心配です」

藍子は消え入りそうな声で言った。
以下略 AAS



4: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:12:20.78 ID:m2TnEMTw0
その日、俺は熱を出していた。

だが、大きなイベントの仕事だったので隠し通すつもりで踏ん張った。

バレなければ熱など存在しなかったことになる。
以下略 AAS



5: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:13:19.70 ID:Rlua+8QgO
帰りの車の中、俺はほとんど動けなかった。

頭痛はひどかったし、熱いのに寒気がした。

吐き気もあって、意識は朦朧としていた。
以下略 AAS



6: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:13:47.61 ID:Rlua+8QgO
その日はポジティブ・パッションの面々と遊園地にやってきていた。

CDでミリオンセラーを達成したご褒美として「連れて行ってください!」とねだられた。

プロデューサーをなんだと思っているんだ。
以下略 AAS



7: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:15:34.54 ID:Rlua+8QgO
遊園地の入場券を買う時、未央が「前にもここ来たね」と笑った。

思えば以前も未央にねだられて連れて来たことがあった。

その時は2人きりだった。
以下略 AAS



8: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:17:14.27 ID:Rlua+8QgO
不自然に?が入っている箇所は「ほお」の漢字が入ります。つまりは「ほっぺた」です。変換されないんですね…これ


9: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:17:52.44 ID:Rlua+8QgO
しばらく園内のアトラクションを楽しんだ。

最後にお化け屋敷に入ることになった。

係員の誘導で2人ずつの入場となった。
以下略 AAS



10: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:18:46.71 ID:Rlua+8QgO
思いのほか、藍子はお化けに怖がっていた。

入る前のうきうき感はどこへ消えたのだと聞きたかった。

ただ怖がるだけならまだしも、その度に腕に抱きついてくるものだから困った。
以下略 AAS



11: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:19:22.02 ID:Rlua+8QgO
「や、やっと出口です…っ!」

出口が見えると泣きそうな声で藍子は言った。

完全に俺の腕に抱きつく格好になっていた。
以下略 AAS



12: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:20:23.43 ID:Rlua+8QgO
遊園地の帰り道に俺は藍子と2人きりになった。

未央と茜とは駅で別れた。

もう暗いのだから藍子を送るべきだと未央と茜は主張した。
以下略 AAS



13: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:21:04.45 ID:Rlua+8QgO
藍子は顔をむっとしかめていた。

まったく怖くはない。

むしろ愛らしさしかない。
以下略 AAS



14: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:21:34.79 ID:Rlua+8QgO
久しぶりに時間があったので俺はソファで本を読んでいた。

しばらく1人でいると、藍子がやってきた。

なにも言わずに冷たいお茶とお菓子を用意してくれた。
以下略 AAS



15: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:22:09.27 ID:Rlua+8QgO
しばらくはとりとめもない話をした。

話は以前のイベントのことになった。

「プロデューサーさん。あの時、熱を出していたんじゃありませんか?」
以下略 AAS



16: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:22:45.72 ID:Rlua+8QgO
「言ってみろ。何でもいいぞ」

藍子は少しためらってから言った。

「…では、いま、ハグしてもらえませんか♪」
以下略 AAS



17: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:24:05.77 ID:Rlua+8QgO
俺は直感的に確信した。

これは演技だ。

強く抱きしめられて本当は苦しいはずだ。
以下略 AAS



18: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:28:17.61 ID:Rlua+8QgO
俺は藍子と2人きりで遊園地に行った。

それだけではない。

藍子が「ここに行きたいです」と言うたびに、2人きりで遊びに行った。
以下略 AAS



19: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:31:28.62 ID:Rlua+8QgO
以上です。お付き合いいただきありがとうございました。藍子ちゃん会議に出席したい…

以下、過去作品です
よろしければこちらもどうぞ

以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage]
2017/08/18(金) 13:00:49.39 ID:FxqDEgAC0
おつ
結婚したい


21:名無しNIPPER[sage]
2017/08/18(金) 19:49:55.08 ID:rk/p75qDO


爆発しろ


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