【デレマスSS】P「最近、藍子がいたずら好きになって困っている」
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15: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/08/18(金) 12:22:09.27 ID:Rlua+8QgO
しばらくはとりとめもない話をした。

話は以前のイベントのことになった。

「プロデューサーさん。あの時、熱を出していたんじゃありませんか?」

「やっぱり気づいてたんだな」

「よく見てますから」

「うん。普段から見られてるのはわかる」

藍子は何故か照れていた。

いたずらを仕掛けるタイミングを見計らうために俺を見ているんだろう。

知らないと思ったのかまったく。

残念ながらバレバレだ。

「あの時は色々手伝ってくれてありがとうな。気を回してくれていたんだろう?」

俺は改めてお礼を言った。

「いえ。大したことはしてませんから」

「俺は助かった。藍子がいなかったらイベントを最後まで運営できなかったよ」

藍子はまた照れていた。

「じゃあ…感謝をしているなら、お礼をしてもらえませんか♪」

ここぞとばかりに藍子は言った。

やはり藍子はあなどれない。

いたずら好きになってからはいつでも何かを企んでいるのだ。

だから俺は警戒しながら「いいだろう」と答えた。

なんでもこいという気持ちだった。

ブランド物の服でも買ってやろう。

海外にでも連れて行ってやろう。

犬の真似をしろと言われたら全力でやってやろう。

無理なお願いをされるに決まっている。

それをいとも簡単に受け入れて、この小娘を逆に驚かせてやるのだ。


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