ある門番たちの日常のようです
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59: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/14(月) 22:40:05.24 ID:LdiSRF6L0





以下略 AAS



60: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/14(月) 22:47:00.88 ID:LdiSRF6L0
fsm.vip2ch.com



61: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/14(月) 23:11:48.77 ID:LdiSRF6L0


( ФωФ)「────そして、滅びの危機に直面していた祖国を救うべく全てをなげうって戦った街が、今度は自ら滅びの危機を招くか」

我が輩は戦闘指揮所を兼任する輸送機────マクドネル・ダグラス社製軍用機C-17の中で、モニターに表示される数々の数値を眺めつつ小さく息をついた。
以下略 AAS



62: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/14(月) 23:48:17.58 ID:LdiSRF6L0
ロシア連邦ムルマンスク州・州都ムルマンスクは、単に“英雄都市”として壮絶な歴史を持っているだけではない。北極圏の港町としては最も大規模で、北欧に至る海上輸送路の重要な拠点の一つでもある。“最北の学園都市母港”という一面も持ち、戦後もロシアの繁栄に常に貢献してきた町といえる。

深海棲艦の出現によって世界中のシーレーンが破滅の危機に陥った際は、ロシアはこのムルマンスクを不楽の要塞とするべく徹底的に強化した。艦娘実装時には真っ先に鎮守府が置かれ、以後も戦力の増強は定期的に続いている。今回の深海棲艦による欧州大規模襲撃に際しても、ムルマンスクがある限り北方からの深海棲艦の侵入はあり得ないと誰もが確信していた。

だが、ムルマンスクは陥落した。ただし、深海棲艦ではなく人間の手によって陸から───内側から制圧された。
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[sage]
2017/08/15(火) 09:19:37.40 ID:OfoAPEM40
ナオルヨ君ワロタwwwwwwwwwwwwww


64:名無しNIPPER[sage]
2017/08/15(火) 11:23:40.45 ID:BRaLySDA0
おつおつ
唐突に劇物を持ち込むのはw
ロシアの決断もあれだけど、それに付け込んで今度は人類全体を脅かしていたらどうしようもねえな…


65: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/15(火) 23:03:04.25 ID:pLchbqPz0
( ФωФ)「反政府軍との交戦は?」

「市街地各所で発生しています。【Warthog】が引きつけているからと言うのもありそうですが、寧ろ深海棲艦と交戦した記録の方が少ないですね」

別のオペレーターが、計器を操作してモニターに新たなデータを出力する。
以下略 AAS



66: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/15(火) 23:11:09.73 ID:pLchbqPz0
('、`*川「……どうかしましたか?」

( ФωФ)「……いや、大丈夫である」

通信を繋げる間際の一瞬、我が輩が少し躊躇したのを見抜かれたらしい。訝しげに首を傾げる彼女に手を上げて、何でも無いことを示す。
以下略 AAS



67: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/15(火) 23:24:26.64 ID:pLchbqPz0
のっけから悪い意味でいつも通りのノリを繰り出してきた通信相手に、思わず我が輩の肩ががっくりと落ちる。

この6年間で我が輩も、他の多くの同胞たちも色々と変わった。なのに、何故かコイツだけ頑なに変わらない。特に内面はこれっぽっちも進歩がない。これには安西先生も絶望のあまりバスケットボールを顔面に叩きつけることだろう……それが奴に効くかどうかは別の話だが。

( ФωФ)(効かねえな)
以下略 AAS



68: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/15(火) 23:47:00.10 ID:pLchbqPz0
《───どうも〜〜ロマさん!ウチの司令官が大変失礼しました〜!》

“昔馴染み”が突然奇天烈な断末魔をあげ、一瞬向こう側で静寂が訪れる。瞬き二回ほどの間を置いて応答したのは、少し幼い響きが残るもののはきはきとして耳障りの良い少女の声だった。

( ФωФ)「青葉か」
以下略 AAS



69: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/16(水) 00:21:29.67 ID:dVd3DJ7HO
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