ある門番たちの日常のようです
1- 20
66: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/15(火) 23:11:09.73 ID:pLchbqPz0
('、`*川「……どうかしましたか?」

( ФωФ)「……いや、大丈夫である」

通信を繋げる間際の一瞬、我が輩が少し躊躇したのを見抜かれたらしい。訝しげに首を傾げる彼女に手を上げて、何でも無いことを示す。

無論、本当に「何でもない」なら例え僅かでも通信を繋げることを逡巡しないわけだが。

( ФωФ)「【Caesar】より【Fighter】、応答せよ」

《此方【Muscle】、聞こえないぞ》

………

( ФωФ)「………【Caesar】より【Fighter】、応答せよ」

《此方【Muscle】、聞こえないぞ。繰り返せハゲ》

………………………

( ФωФ)「………………【Caesar】より【クソボケ脳筋提督】、応答せよ」














(#T)《誰がクソボケ脳筋提督じゃあオルァアーーーーーーーーっ!!!》

(#ФωФ)「完璧聞こえておるだろうがボケェエエエエエエエエエエ!!!!!」

('、`;川「!?」

通信相手の大音声が鼓膜を揺らし、応ずる我が輩の怒声にオペレーターの何人かがびくりと身を竦ませた。

………だから気が進まないのだ。この、脳細胞の一片から足の指先に至るまで筋肉で構成したような「昔馴染み」と会話をするのは。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
484Res/548.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice